女監察医 京都編(23)〈改修版〉
- 2016/07/22
- 09:30

全195ページ。
[所見・30] 死刑執行三日前
[所見・31] 砂の城
[所見・32] 祇園祭の夜
[所見・33] 六十三年前の亡霊
[所見・34] 夏の終わり
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〈内容紹介〉
[所見・30] 死刑執行三日前
京都府警の白河課長の元に死刑囚・黒志田から小荷物が届く。五人の女性を殺害し死刑執行日が二日後に迫った黒志田だが、遺体が発見されていないため被害者の遺族は死刑延期を願う。黒志田が白河に送った小荷物の中から六人目の被害者の写真が…。
[所見・31] 砂の城
祇園祭の準備い慌ただしい京都。とめのから嵯峨野流家元の登美子が主宰する鵜飼と鱧料理に誘われた明日香。初夏の京都を楽しんだいた明日香たちの乗る船の横に水死体が浮かぶ。死体の身元は警備部の主任の和田だった。野党の秋月投手の鵜飼見物の下見に来ていた和田は何者かに射殺され、彼の車のフロントガラスには“MW”の血文字が…!
[所見・32] 祇園祭の夜
願い事を叶えてくれるという無言祀の途中、舞子の輝千代は贔屓客の島袋に誘われた。彼の事務所で突然、暴行されそうになった輝千代は側にあった壺で殴りつけ逃走。気が動転した輝千代は島袋が死んだと思い、恋人の久人と共に明日香に助けを求める。
[所見・33] 六十三年前の亡霊
戦後六十三年、久しぶりに来日した日系アメリカ人の矢島は財産のすべてを日本の慈善団体に寄付するという。その演説の最中、同年代の老人に戦時中日本陸軍が使用していた拳銃で射殺された。矢島が死ぬ直前に言った言葉は「一万二千人」…。二人の老人は同じような古いお守りを所持していた。過去の事件が蘇るのか?
[所見・34] 夏の終わり
厳しい残暑が続く京都に訪れた観光客を襲う異様な仮面を着けた集団が現れる。ピエロのマスクを着けた四人の少年たちは観光客を襲っているところを警察官の上原に目撃され、彼を瀕死の状態になるまで殴り続けた。少年の中の一人、中塚が現場に生徒手帳を落としたことから、甲良刑事が中塚の元へ向かう。
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